電車やバスなどの公共交通機関などでも、小さい子どもがスマホをいじっている風景はよく目にしますよね。
他のご家庭でもしているのだから、うちも使わせているというママさんも多いのではないでしょうか。
子どもはどれだけスマホで動画を見ているのでしょうか。
0歳~5歳までの乳幼児のスマートフォン接触頻度を調査したアンケート結果があります。
ほぼ毎日 29.6%
週に2~3回程度 32.1%
週1回程度 16.7%
月に2~3回程度 12.3%
月1回程度 4.7%
それ以下 4.7%
参照元:https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1526.html
■子どもとスマートフォンでしていること
動画を見ている 61.9%
写真を撮ったり、見て遊んでいる 53.5%
子ども向けのゲームアプリで遊んでいる 43.4%
知育・教育のアプリで遊んでいる 32.7%
音楽を聴いている 18.6%
大人向けのゲームアプリで遊んでいる 17.0%
子ども番組を見ている 14.2%
お絵描きしている10.7%
絵本アプリで遊んでいる 7.2%
その他 1.6%
参照元:https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1526.html
およそ半数以上の未就学児が、週に何度もスマホで遊んでいて、さらに動画を閲覧している子どもが半数以上いることが分かりました。
エルサゲート動画とは
一見、幼児向けの動画と思わせて、実は子どもがショックを受けるような内容の動画のことを言います。
内容は残酷だったり、性的内容などである場合が多くトラウマになりかねません。
YouTube(ユーチューブ)などの動画サイトでは、一般人が作った動画を誰でも閲覧可能になっています。
例えば最初の数十秒から数分は可愛い動画だと思わせて、途中から内容がガラッと不適切なものに変わるなど巧妙に仕組まれています。
例えばどんな動画があるの?
YouTubeにエルサゲートと記入して検索をしてもほとんどヒットしません。
サムネイル画像でもエルサゲート動画であることを隠して、わざと見せるように仕組まれています。
・アンパンマンの動画が途中から下半身を露出して性的行為に及ぶ
・可愛い動画なのに途中から顔にぶつぶつができる
・正義のヒーローが子どもに暴力をふるう
・キャラクターがナイフで刺されて血まみれになる
このように子どもだけではなく、大人でも見たらトラウマになるような内容が隠されている動画のことを言います。
エルサゲートを見た場合の実害
ショックを受けたことがトラウマになって、怖がって見たがらなくなるだけではありません。
むしろまた見たくなって見続けたり、何度も見ている可能性もあります。
ずっとエルサゲート動画を見続けながら成長したら、精神面でどんな悪影響を及ぼすか分かりません。
YouTubeなどの動画閲覧サイトでは、関連動画が連続して再生される仕組みがあります。
ですから目を離している間に、エルサゲート動画を延々見ている可能性もあります。
エルサゲート動画を見せない方法
どのように対策を取ればエルサゲート動画を子どもに見せずに済むでしょうか。
テレビアニメやDVDを見せる
もっとも安全なのはテレビアニメやDVDなどを見せて、YouTubeなどインターネットにはアクセスさせないことです。
YouTubeにはもちろん優良な動画もありますが、素人が作っているものは判別がつきにくいです。
テレビで録画したアニメを見せたり、大手有料動画サイトと契約して安全度の高い動画を閲覧させるのが間違いありません。
YouTubeはダウンロードして見せる
ソフトなどを使って、大人がYouTube動画をダウンロードした上で閲覧させる方法です。
ネットにつながっていない状態で、大人が選んだ動画しか見ることができない状態にします。
一度大人がすべてをチェックして見せるか、絶対にエルサゲート動画を発信しない信頼できるユーチューバーの作品だけを選びます。
見てよいYouTuber(ユーチューバー)を限定する
我が家にも小学生になる子どもがいますが、幼稚園の頃からYouTubeを閲覧しています。
エルサゲート動画とまでは行かないかも知れませんが、ちょっと子どもに見せたくないなと感じる素人作品も多いです。
スーパーマリオのキャラクターが血まみれになるような動画も、面白がって見ていたのでやめさせました。
他にもゲームの実況動画などは「くたばれ」とか「死ね」など、言葉遣いが悪い一般の中学生などに影響を受けてしまいます。
ですから「ユーチューブで見てよいのは、レオンチャンネルとHIKAKIN(ヒカキン)、はじめしゃちょーだけね」と決めています。
エルサゲート動画は言うまでもなく有害ですが、残虐性などが無くてもあまり思わしくない動画も多いです。
必ず一緒にいるときにしか見せないようにしたり、画面が常に大人に見えるようにするなどの対策は最低限必要です。