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子供の自制心がわかるマシュマロ・テストの方法と注意点

マシュマロ・テストという、子供の自制心が分かるテストがあるのはご存知ですか?

たかがお菓子を我慢できるかどうか、なのですがきちんと研究結果もあるそうですよ。
自分の子供に試す場合は方法や注意点を知っておきましょう。

マシュマロ・テストって何?

マシュマロ・テストとはウォルター・ミシェルさんという心理学者が1960年代に実施した、子供の自制心が将来に与える影響の実験のことです。

自制心が高い子供は、自分の感情や衝動を抑えたりコントロールができる子です。

それが将来社会において、低い子供より成功する可能性が高いという発達調査です。

実際にマシュマロを食べなかった子供の、大学進学適性試験(SAT)の点数が210ポイントも高く出ました。

つまり幼少期はIQよりも、自制心の強さの方が将来のSATに影響することが、研究で明らかになりました。

この研究でマシュマロを我慢できたのは、全体の3分の1程度だそうです。
参照元:https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%9E%E3%83%AD%E5%AE%9F%E9%A8%93

テストをやる前の注意点

マシュマロ・テストは家でも簡単にできるテストですので、家でもやってみると子供の自制心が分かります。

注意点がいくつかありますので、覚えておきましょう。

・空腹でも満腹でもない時に行う
・1人にすること
・テレビなど気が散るものはNG
・待つ間はおもちゃや折り紙などは与えない

色々と注意点がありますね。

気をそらせるものがあるのは自制心が働いてるとは言えませんので、何もない部屋で待たせるのがポイントですよ。

兄弟がいたりすると、気が散ったり他の意見が入るのでできません。

どのタイミングで食べたのか知りたいので、できればビデオなどに様子を取っておくと、子供の状態も分かると思います。

マシュマロ・テストのやり方

マシュマロ・テストのやり方ですが、子供の好きなお菓子ならマシュマロでなくともチョコやクッキーでも構いません。

①お皿にお菓子を1つ置いて子供を椅子に座らせます
②「用があるのでママはいなくなる。戻るまでの20分間食べるのを我慢していたらもう1つあげる。我慢できない場合は2つ目はなし。」と言って席を立ちます
③別室に行き後でビデオなどを使い観察しましょう

研究によるとマシュマロを見つめ続けたり、触ったりにおいを嗅ぐ子供は食べてしまう可能性があるのだそうです。

気をそらすためにマシュマロから離れたり見ないようにすることは、セルフコントロールの仕方を分かっている証拠ですからね。

自制心のある子の追跡調査では、学業で良い成績を収めたり対人関係も良好なのだそうです。

できなくても悲観しないで

マシュマロ・テストでマシュマロを食べてしまったから、人生が駄目になる訳ではありません。

自制心は社会で生きていくのに、小さいうちから親が学ばせるしつけでもあります。

そのため自制心は育てれば鍛えられることだから、練習すれば自分を律する心は生まれるでしょう。

・普段から子供に我慢ばかりさせない
・自分の行動ひとつで結果が変わることを教える
・過干渉にならない

上記のような育て方も大事ですね。

わがまま放題に子供を育てていては自制心が育ちません。
反対に我慢ばかりをさせて我慢イコールストレスと思っている子供にも、正しい自制心は育たないように思えます。

親の関わりも大きい

気軽に行える実験ではありますが、親の子どもに対する姿勢もうかがえる実験でもありますね。

親が感情のコントロールを自制できないと、子供も自分を律する心を学びません。
衝動的な感情も、とっさの判断力としてプラスに働くことももちろんあります。

要は感情と理性のバランスが、整っていることが大事なのではないでしょうか?

子供の自制心がきちんと育まれているかどうかは、親のあり方にも理由がありそうですね。