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妊娠線予防で絶対に外せない鉄則!本音で語る妊娠線対策

妊娠自体は新たな家族が増えることであり、喜ばしいことですが、出産後のママを悩ませる妊娠前からの変化として「妊娠線」があります。

妊娠線予防クリームのような妊娠線ケア用品が販売されていますが、口コミを見ていると「妊娠線ができてしまった!」といった声が多いのも事実です。

それもそのはずで、妊娠線予防クリームでは妊娠線ができるのを防ぐことはできません。

全く無意味なのかというとそんなことはありませんが、妊娠線予防において最も効果的な対策とは言えません。

妊娠線を本気で予防したいのであれば、どうして妊娠線ができてしまうのか、その原理を知った上で対策を行うことが大切です。

ここでは妊娠線予防クリームの使用ではない、妊娠線予防したいなら絶対に外せない鉄則をお教えします。

妊娠線・肉割れはなぜ起こる?

妊娠線というのはお腹の中で胎児が育っていき、それにつれてお腹も大きく膨らんでいき、急速なお腹の膨らみに皮膚が付いていけず裂けてしまうことによって起こります。

なので、急激に太ったりすると妊婦さんではなくても肉割れは起こり得ます。

ですが、肥満体型の人でも肉割れが起こっていない人っていっぱいいますよね。

人間の体はゆっくりな変化であればある程度合わせれるようになっています。

ポイントは「急速」ということです。

身体は急に大きな変化が加わると適応できなくなってしまいます。

もし、妊娠期間中のお腹の大きくなる速度が何倍も遅ければ、妊娠線はずっとできにくくなることでしょう。

妊娠線予防で外せない鉄則とは?

妊娠線予防において最も効果的であるのは妊娠線予防クリームを毎日塗ることではありません。

どれだけ丁寧に妊娠線予防クリームを塗ったとしても急激に皮膚が引っ張られれば妊娠線はできてしまいます。

そのため、妊娠線予防で絶対やるべきことは、体重を増やし過ぎないことです。

とはいっても、子供がお腹の中で成長するので体重増加は仕方ないですが、産婦人科で体重指導がされると思いますが、その範囲内でなるべく低く抑えることが一番妊娠線を予防する効果があります。

こんなことを言うと、妊娠期間中に無理なダイエットを行おうとする人が出てくるかもしれませんので、誤解のないようにお伝えしておきますが、妊娠中は胎児を育む大事な時期でもあるため、食事制限などで栄養不足になるようなことはしてはいけません。

必要な栄養はきちんと摂取しながらも食べ過ぎなどによって必要以上に体重が増えることを避けましょうということです。

妊娠線予防のためのスキンケアは無意味?

先程も言いましたが、毎日丁寧に妊娠線予防クリームを塗っていたとしてもお腹が急速に大きくなっていき皮膚が耐えられなくなると妊娠線はできます。

皮膚が裂けるということをもっと具体的にいいますと、
皮膚は一番表面にある「表皮」とその奥にある「真皮」、さらにその奥にある「皮下組織」といった構造となっています。

スキンケアによって潤いを与えて引っ張られても断裂しないようにしているのだから妊娠線予防クリームを塗る意味はあるんじゃないの?と思われるかもしれませんが、化粧品によってケアできるのは表皮の中の最も表面にある「角層(角質層)」までとされています。

テレビ通販などで隅っこに「※角質層まで」といった注意書きが書かれているのを目にしたこともあるはずです。

厳密に言えば、化粧品に認められているのが潤いが浸透するという表現は角質層までということなので、実際にはもっと下の層まで届いているのかもしれませんが、そもそも表皮というのはお肌のバリア機能を担っていることもあり、そう簡単に浸透されても困る層でもあるわけです。

簡単に皮膚の深部に異物を通していてはとんでもないことになってしまいますから。

妊娠線ができる際に断裂するのは表皮の奥にある真皮の70%を構成すると言われているコラーゲン組織です。このコラーゲン組織が急激な引き伸ばしに耐え切れず「ブチッ」と裂けてしまうことで妊娠線ができます。

表皮自体が「角質層」「顆粒層」「有棘層」「基底層」の4つの層からなり、化粧品で認められているのが最も表面の角質層までの潤いの浸透であるので、実際にさらに奥にある顆粒層、有棘層、基底層を越えて真皮まで保湿するというのは現実的ではありません。

実際に真皮にまで潤い成分などが届いていないからこそ妊娠線を防げていないとも解釈できます。

では、妊娠線予防クリームのような保湿クリームでお腹周りを保湿ケアするのは無意味なのでしょうか?

結論としては無意味ではありません。

妊娠線予防クリームを塗ったから真皮が保湿されて妊娠線を防げるなんてことはないでしょうが、角質層を乾燥から防ぐことは、外部からの様々な刺激からお肌を守ることになり、また具体的な被害は不明ですが、角質層が乾燥するとその奥にある顆粒層などにも悪影響を及ぼす可能性は高いです。

ケアしないよりはした方が絶対良いことは間違いありません。

そして、妊婦さんは肌がデリケートであるため、妊娠線予防クリームを使うのも良いですが、お肌への負担を考えて乳液タイプのベビーローションなどを代用するのもおすすめです。

また、あまり妊娠期間中に紫外線をお腹に浴びまくるといったことはないかと思いますが、化粧品の効果を真皮にまで届けるのは難しいのですが、紫外線は真皮にまで到達してしまいます。紫外線には3種類あり、現在のところ実際に地表まで到達しているのはUVA波とUVB波とされておりますが、UVA波が真皮にまで届く紫外線となります。

UVAが真皮に届くとどうなるかというと、真皮のコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を作りだす繊維芽細胞にダメージを与えます。それにより、肌の弾力やハリの元となるコラーゲンやエラスチンなどの生成に悪影響を及ぼし、肌の弾力の低下につながり、シワやたるみの原因となります。

妊娠期間中、お腹周りの皮膚は急激に引っ張られコラーゲン組織が断裂しやすい状況である中、さらに真皮の弾力を失うような紫外線をたくさん浴びるとどうなるでしょうか?
なんとなくイメージできますよね。

妊娠期間中はホルモンバランスの影響によってシミもできやすくなっているため、紫外線対策はしっかりと行ないましょう。