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3歳まで豆を与えてはいけない?窒息事故に要注意

3歳以下には誤飲や誤嚥の可能性がある食べ物は、基本的に与えてはいけません。

何故3歳かというと、のどに詰める子の割合が、3歳以下が84.7%と多いからです。

4歳から9歳は減少し9.8%となるので、特に3歳以下は窒息事故に要注意です。
参照元:https://www.mamatenna.jp/article/3313/

中でも豆類はのどに詰まらせるので、与えてはいけません。

何で豆が危険なの?その理由とは

3歳以下の子供は、まだ固い豆を奥歯でうまくすりつぶすことができません。

そのため丸呑みしてしまい、器官に引っ掛かり窒息事故につながりかねないからです。

またナッツ類や豆類は気道に入ったかけらが残っている場合、そのまま放置していると気管支炎や肺炎を起こし、最悪入院が必要になるケースもあります。

子供の窒息事故は5分で心臓が止まってしまうような緊急性が高いこともあるので、気を付けましょう。

3歳以下に与えてはいけない豆は以下の豆です。

・ピーナッツやカシューナッツなどの乾いた豆
・節分の豆
・薄皮がある枝豆もNG

特に節分は家で豆まきを楽しみますが、部屋に豆が残ることもあり、後になって子供がそれを口に入れてしまうケースがあります。

豆まきをしたら徹底して豆を片付けてください。

豆が子供の喉に詰まったらどうなる?

豆が子供の喉につまったら、どのような症状が出るのでしょう。

・突然息ができなくなる
・急に咳き込んだりもがく
・顔面蒼白
・声が出ない
・ゼーゼーやヒューヒューなどの音がする

子供によっても症状は様々ですが、上記のような症状になります。

なるべく早く病院に行って対処してもらいましょう。
病院では全身麻酔を行い、気道の中から豆を取り出す処置が行われます。

他にも気管支炎や肺炎になっていると、同じく数日間の入院になります。

子供の誤飲に対策できる親は3割しかいない

子供の応急手当は妊娠中に研修を受ける方も多く、AEDの使い方や心肺蘇生法を受けたことがある人は60%います。

しかし異物がのどに詰まった時の方法や対処法の知識がある割合はわずか30%でした。
参照元:http://fqmagazine.jp/74415/jikobousi/amp/

子供の誤飲は家の中でも外でもいつでも起こりうる子供の事故です。

詰まった時に取り出す方法を知らないとしても、時に救急搬送が必要なくらいの事故だということだけでも知っておきましょう。

詰まらせたら緊急処置を行い必ず病院へ

もし詰まらせてしまったら、以下の応急処置を行い必ず病院に向かいましょう。

腹部突き上げ法

ハイムリック法とも言いますが、背中側から抱き上げるように後から手を回します。

そしてみぞおちとへその間を素早く自分側の手前にグッと圧迫し、突き上げる方法です。
赤ちゃんにはできない方法なので気を付けましょう。

背中叩打法

子供の背中の肩甲骨の間を強く何度も叩く方法です。

子供が赤ちゃんの場合は自分の腕に赤ちゃんをうつぶせの状態で寝かせ、頭は体よりも低い位置にくるようにします。

沐浴で背中を洗う時の格好をイメージすると分かりやすいです。
その状態で背中を数回強くたたきましょう。

応急処置でもし豆が出たとしても、破片が気道に残っている可能性があります。

気道に豆が残っていると肺炎を起こす場合があるので、必ず病院で残ってないか診てもらいましょう。

3歳以降でも子供の噛む力をチェックしてから与えよう

豆をしっかり噛んで食べられるのは3歳ごろからと言われていますが、子供の歯のはえかたには個人差があります。

また3歳以降でも転んだ拍子に飲み込んでしまったり、豆をいつまでも舌の上で転がして遊んでいる拍子に飲んだりすることもあります。

食事をさせる際は座った状態で、よく噛むことを教えてください。

3歳が目安でも、子供が食べ物をしっかり噛んでいるか親がチェックしてから与えるようにしましょう。