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子育て中の叱り方は否定語を使うのが基本?具体的な方法をご紹介

子供が大きくなるにつれて、しつけとして叱らなければならないことも出てくるでしょう。

叱り方は駄目などの否定語になりがちですが、正解なのでしょうか?
具体的にどんな叱り方が子育てで効果的なのか、知っておきたいですね。

叱ると怒るは違う

親も人間ですから、やってほしくないことを子供がすればカッと感情的になる時もあります。

ただししつけなのであれば、教えてあげれば良いだけで、感情をぶつけなくても伝わりますよね。

自分の機嫌が悪く子供にあたってしまった時は、後で謝ることも大切です。

親が困ることは、頭ごなしに言うよりも「ママは悲しい」といったアイメッセージで伝えましょう。

叩かれれば痛いので、子供は確かに言うことを聞きますが、物事の本質が理解したかどうかは別の問題です。

ただ怖いから言うことを聞くのでは、しつけとは言えません。

否定語は子供にとっては難しい

否定語は脳は理解することが難しいワードだそうです。

例えば人は「白い犬を想像しないでください」と言われても、白い犬を先に想像してしまいます。

無い物を想像する、ということ自体脳ができないので、子供にやめてほしいことを否定語で伝えるのは理解しにくいのです。

ですからできれば肯定的な言葉で伝えましょう。

・「走っては駄目」は「歩いて行こうね」
・「ドアをバタンと閉めない」は「ドアはそーっと閉めてね」

親も否定語より、肯定語を使った方が優しく言えそうな気がしますね。

駄目!と叱って良いシーンもある

子育てで全ての叱り方が、駄目などの否定語は良くないでしょう。

しかし短い言葉で制止しなければならないシーンも実際にあります。

危ないシーンの時、いちいち優しい言葉で伝えていれば間に合わない場合があるからです。

・横断歩道を飛び出そうとした
・ハサミや火遊び
・人を押したり叩いたりした瞬間

自分や人が危険な時は、使っても構わないと思います。

駄目以外にストップ、待ってなどの短い言葉の方が伝わりやすい場面もあります。

人格を否定せず行動を叱ろう

親がどれだけ困ったか、悲しかったのかを子供に分からせるためでしょうか。
行動ではなく人格を否定する場合があります。

・困ったことをする子は嫌い
・何回言ってもあなたは駄目な子ね
・何をやっても遅い

親が嫌だった気持ちは、「ママはこんなことをされて悲しいよ」と伝えましょう。

親から認めてもらえない気持ちが募ると、子供の自己肯定感が下がります。

子供の言い分を聞こう

子供が何故親から叱られるような行動や言動をしたのか、言い分を聞くことも大切です。

言ってはいけない言葉を言った場合は、すぐに叱って構いません。
ただし何故言ったのかなど、後ででも構わないので理由を聞くことも大切です。

聞き出すのではなく、言うまで待ってあげるのもママができるうまい子育てです。

待つことは子育てにおいて、どんな場面でも難しいです。
「早くして」や「黙ってないで言いなさい」と言ってしまいがちですよね。

待たないで何でも子供の欲求に応えたり、考える時間を与えないと子供は自立しません。
それどころか親は自分を信頼していないと感じるかもしれません。

叱った後のフォローは忘れずに

子供が悪いことをしたら82%の親が叱ると答えています。

ですが叱る時に気を付けていることがあったり、フォローもしっかり考えているみたいですね。

・言葉使い 約700人
・怒った後の愛情表現 約700人
・子どもの言い分も聞く 約650人
・手が出ないようにしている 約650人

参照元:http://benesse.jp/kosodate/201512/20151220-1.html

親も人間ですから、子供に伝えようと感情的になります。
感情的になるのは、それだけ子育てに真剣だということ。

叱るのは難しいですが、できるだけ肯定語で伝えましょう。
そして後のフォローや言い分を聞くのも忘れずに心がけていきましょう。