生まれたての赤ちゃんもにっこりすることがありますが、目も見えていないはずなのにと不思議に感じたことがありませんか。
赤ちゃんがいつから笑うようになるのか、笑わせるコツなどもご紹介します。
子どもが1日に笑う回数は?
ある調査では子どもは1日に400回も笑うと言われています。
それに反して、大人はたったの15回しか笑わないとも言われています。
参照元:http://b-rulership.hatenadiary.jp/entry/2017/02/04/205452
個人差はありますが大人になるにつれ、人間は徐々に笑わなくなっていくんですね。
赤ちゃんはほんのささいなことでも、ニコニコ笑顔で笑ってくれます。
子を持つ親になると笑顔でいられる時間が長くなり、とても幸せで満ち足りた気分にさせてもらえるのです。
我が家でも子どもが赤ちゃんの頃からいつも笑ってくれて、家庭がとても明るくなったように感じます。
生後間もない赤ちゃんでも笑うの?
赤ちゃんが笑う現象は月齢によって違いがあります。
生理的微笑 生後0~2カ月
まだ生まれて間もない赤ちゃんが、笑顔になっているのを見たことがあるママさんも多いと思います。
視力も未発達でママやパパの顔も見えていないはずなのに、どうして笑ったりするのでしょうか。
これは面白かったりおかしくて笑っているのではなく、生理的微笑と呼ばれる現象です。
別名は新生児微笑とか生理的微笑反射などとも呼ばれています。
自分が笑うことで周囲が優しく接してくれるので、意識的にではなく生理的に笑っているのです。
新生児期は赤ちゃんが自分でできることはほとんどなく、必ず大人が面倒を見てあげる必要があります。
排泄の世話や授乳などしっかりやってもらえるため、元々備わっている自己防衛本能です。
社会的微笑 生後3カ月頃
社会的微笑はあやし笑いとも呼ばれ、生後3カ月前後に見られる行動です。
視力が発達してくるので、ママやパパの顔も認識できるようになってきます。
笑顔を見ると情報として認識し、同じ表情をするように脳で指令が出されて、社会的微笑に結び付きます。
つまり反復して笑っているだけなので、まだ面白いとかおかしいという感情で笑っている訳ではありません。
だからと言って笑いかけたり、あやしたりすることが無意味な訳ではありません。
脳や感情の成長にもつながりますので、赤ちゃんに笑顔が見られたら大人がたっぷりと反応してあげましょう。
生後1~2カ月の赤ちゃんが寝ているのに笑う理由は?
生後1~2カ月の赤ちゃんが、寝ながら笑っていると可愛いですよね。
これは生理的微笑や生理的微笑反射と同じ現象です。
楽しい夢でも見ているのかなと思いがちですが、顔の神経の反射によって起こっています。
楽しくて笑っている訳ではありませんが、欧米ではエンジェルスマイルとも呼ばれる微笑ましい現象です。
反応してあげることで感情や言語の発達に影響を与えるので、起きたら話しかけたり笑いかけたりしてあげましょう。
赤ちゃんが笑うようになるのはいつから?
では、本当に楽しかったり面白かったりして笑うようになるのはいつからでしょうか。
一般的には早くて生後5~6か月から笑うようになり、生後6~7か月頃にはケラケラと声を出して笑う回数も増えていきます。
我が家の場合もやはり、生後5~6か月頃に初めて笑ったのがとても印象的でした。
それまではニコッとするだけで、本当に笑ったと実感したことはありませんでした。
おしゃぶりをくわえていたのを「チュチュチュ~」と言いながら、揺らしてスポンと勢いよく口から抜いたときです。
いつもと違ったおしゃぶりの動きを口の中で感じて、とても面白かったようです。
いきなりゲラゲラと大声で笑ったので、大人はとてもびっくりしてしまいました。
赤ちゃんが初めて立ったり歩いたりしたときには嬉しいものですが、初笑いもとても嬉しいものだと実感します。
赤ちゃんをよく笑わせるコツは?
大げさにいないいないばあをしたり、コチョコチョ遊びをするとよく笑います。
赤ちゃんにも分かりやすくオーバーアクションにしたり、わざと大げさに変な顔をしたりするのがコツです。
にらめっこの歌を歌って、変顔をしてみてもよく笑います。
赤ちゃん用の絵本を見せながら、大げさに話して聞かせても効果的です。
いないいないばぁや、あっぷっぷなどの赤ちゃんでも分かりやすい絵本がたくさん出ているのでお勧めです。
笑ったら「おかしいね」とか「嬉しいの?」などと、名前を呼びながら笑顔で反応してあげましょう。
たくさん笑わせた方が、脳の成長や感情の形成によい効果をもたらします。
赤ちゃんが笑うと大人までみんな和やかムードになりますね。
パパはもちろんおじいちゃんやおばあちゃんなども、一緒に赤ちゃんと笑って楽しく子育てに参加してもらいましょう。