キュレルとは?
キュレルというと花王株式会社が手掛けている乾燥性敏感肌の方向けのスキンケアブランドです。
CMでも「乾燥性敏感肌を考えた」のフレーズで有名なブランドです。
肌荒れやカサカサをくり返してしまう乾燥性敏感肌のケアのため、お肌の保湿で重要とされるセラミドの働きを守り、お肌のバリア機能をサポートして肌荒れしにくい健やかな状態のお肌を保つというコンセプトで作られています。
キュレル ローションの特徴について
キュレルローションはベビーと付いていないので、基本的には大人向けとして作られていますが、赤ちゃんにも使えるということでベビーローションとしても使えるローションとなっています。
また、キュレルローションは有効成分として消炎効果のあるアラントインが配合された薬用ローションとなっています。薬用というのは医薬部外品を指します。
アラントインという成分自体は細胞修復や抗炎症作用がある成分として知られており、肌荒れ予防に役立ちます。
セラミドケアがウリのキュレルですが、成分表のどこを見てもセラミドという名称の付いた成分が見当たりません。
というのは、キュレルで配合されているセラミドは疑似セラミドと呼ばれる成分で「ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド」がそれに当たります。
疑似セラミドはセラミドに似せて作られた成分ですが、セラミドではありません。
キュレルローションの潤い成分として挙げられているのは、ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミドとユーカリエキスです。
ユーカリエキスは抗菌作用やお肌の引き締め、肌荒れ予防に役立つ成分です。
乳液タイプのローションで、べたつかずお肌の保湿と肌荒れ予防に役立ちます。
キュレル ローションの成分解析
成分について見ていきます。
有効成分とヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド、ユーカリエキスは前述で説明しましたので、それ以外の成分を見ていきます。
精製水は不純物を含まない水です。化粧品のほとんどは精製水ベースです。
グリセリンも多くの化粧品に使われる保湿剤です。
スクワランはお肌にも存在している保湿成分で、鮫由来として有名ですが、オリーブ由来のものもあります。キュレルのスクワランがどちらかはわかりません。
ステアリン酸POEソルビタンは乳化剤です。
ジメチコンはシリコンを代表する成分です。お肌のコーティング剤です。
BGは防腐効果をもった保湿剤です。
長鎖二塩基酸ビス3-メトキシプロピルアミドもヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミドと同じく疑似セラミドの一種です。
ジイソステアリン酸ポリグリセリルは乳化剤です。
コレステロールはコンディショニング効果のある乳化剤です。
イソステアリン酸コレステリルも疑似セラミドの一種です。
キサンタンガムはコンディショニング効果のある乳化剤です。
ステアリン酸ソルビタンは乳化剤です。
ステアロイルメチルタウリンNaは保湿効果のある界面活性剤です。
コハク酸はpH調整剤です。
セタノールは旧表示指定成分の乳化剤です。ステアリルアルコールも乳化剤です。
パラベンは防腐剤で旧表示指定成分です。
ローションとしては、旧表示指定成分が配合されていたりするなど、お肌への負担が少し気になります。
ベビーローションとしてはそれほど低刺激な部類には入らず、他にもっと低刺激なベビーローションはあります。
ですが、薬用ベビーローションとして肌荒れ予防などで使用するのは良いと思います。
キュレル ローションのピックアップ口コミ
・さらっとしていますが、保湿力は少し物足りない感じ。ただ肌荒れがないのは良いです。
・ベタベタせず使いやすく、コスパが良いのが気に入っています。
・乳液だけとサラッとした使い心地です。保湿はいまひとつですが、お肌に優しいです。
【配合成分数20種類】
[有効成分]
アラントイン
[その他の成分]
精製水、グリセリン、スクワラン、ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド、ユーカリエキス、ステアリン酸POEソルビタン、ジメチコン、BG、長鎖二塩基酸ビス3-メトキシプロピルアミド、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、コレステロール、イソステアリン酸コレステリル、キサンタンガム、ステアリン酸ソルビタン、ステアロイルメチルタウリンNa、コハク酸、セタノール、ステアリルアルコール、パラベン
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