ベビーローション選びはなぜ重要?
ベビーローションってどれも大して違いがないと思っていませんか?せいぜい化粧水タイプがあったり、ジェルタイプがあったり、乳液タイプがあったりといったくらいの違いと思っていると大間違いです。
ベビーローションはベビースキンケアにおける2大ケアとも言える「清潔ケア」「保湿ケア」の保湿ケアを担う重要なアイテムです。
しかもベビーローションはジェルローションやミルキーローションという目に見える違い以外にも、配合されているオイル成分が鉱物由来か植物や動物由来かでお肌への機能が全然違ってきます。例えば鉱物由来は基本的にお肌の保護以外のお肌へのメリットがない場合がほとんどですが、動物由来や植物由来はお肌の状態を健やかに導いてくれるプラスのメリットがあります。
ベビーローションも最近はオーガニックブームによってオーガニックベビーローションが人気だったりしますが、植物由来だけが良い成分とは限りません。特に赤ちゃんのデリケート肌のサポートに欠かせないとされるセラミドは植物由来ではありませんが、重要な保湿成分です。
オーガニックかどうかよりも、むしろ赤ちゃんのお肌のためにどれだけお肌への負担となるような成分が無添加になっているかという目線でベビーローションを選ぶことが大切です。
ベビーローションの選び方一つで赤ちゃんのお肌を健やかな状態に導くことができますし、お肌の状態を悪化させてしまう可能性もあります。
お肌の状態を健やかに保つことは、お肌のバリア機能をサポートすることにつながり、それは乳児湿疹のような肌トラブルが起こりにくいお肌作りに役立ちます。
乳児湿疹のような肌トラブルから我が子のお肌を守るための日々家庭でできる予防対策として成分重視のベビーローション選びをおすすめします。
赤ちゃんのお肌ってどんなお肌?
お肌というと全て同じように感じますが、実際のところ、
赤ちゃんのお肌と私たち大人のお肌とでは特徴が異なります。
具体的にどんな部分が異なるのかといいますと、
ずばり、「皮膚の薄さ」です。
赤ちゃんのお肌というのはなんと大人の肌の半分以下、3分の
1程の薄さしかありません。
ということは、どういうことでしょうか?
普通に考えて、皮膚が薄いとちょっと叩くだけで痛そうですよね。
大人の方に置き換えると、足の裏の分厚い皮膚と目の周りの薄い
皮膚とでは刺激に関する感じ方が異なります。
要するに、皮膚が薄いと刺激に対して敏感となります。
そして、もう一つ皮膚が薄いことによる違いがあります。
それは、同じ表面積あたりの水分の含有量が少ないということです。
皆さんもご存じのとおり、お肌というのは水分でうるうる感や透明感が作られています。
でもただ単に水分があるだけでは、乾燥した空気にどんどん水分を奪われてお肌が乾燥してしまいます。
だから、お肌は水分だけでなく、表面を油分(皮脂)で覆うことで潤いを保持しています。
これがお肌の本来の正常な状態です。
赤ちゃんのお肌の場合はその水分量が大人に比べて少ないので、何かの理由(掻いてしまったり、洗浄力の強いベビーソープで洗ったり等)によって皮脂が奪われたりすると、簡単に乾燥してしまいます。
特に生後3ヶ月以降は皮脂分泌も少なくなるので余計に乾燥しやすい状況といえます。
というわけで、赤ちゃんのお肌と大人のお肌とでは、赤ちゃんのお肌の方が、大人よりも「刺激に敏感」で「乾燥しやすい」といえます。
赤ちゃんはどうして肌トラブルが多いの?
赤ちゃんはどうして肌トラブルが多いのでしょうか?
すぐに赤くなったり、ブツブツができたり、かぶれたり、カサカサ・ガサガサになったりしますよね。
私たち大人の場合は、ストレスとか睡眠不足とか、疲れとか、食生活の悪化とか、化粧のし過ぎとか、そういった原因があり、肌が弱ってトラブルになるということが大半ですが、赤ちゃんの場合は何かに接触するだけで湿疹ができることがあります。
アレルギーとかではなく、接触性皮膚炎(湿疹)といわれるものです。
簡単に言ってしまうと、赤ちゃんのお肌は大人と違い未熟な状態だから。
ということになってしまいますが、赤ちゃんのお肌の特徴も関係しています。
皮膚が薄く刺激に敏感で乾燥しやすい赤ちゃんのお肌はトラブルを引き起こしやすいのです。
大人でも強く皮膚を叩けば赤くなります。赤ちゃんはちょっとの刺激でも赤くなりやすいのです。
刺激というのは体に色んな反応を起こさせるスイッチでもあります。
それは痒みであったり、痛みであったり、発疹であったりします。
そして、今はかなり常識になってきたスキンケアの知識ではありますが、
お肌の乾燥は肌トラブルの一番の原因とも言われています。
水分と油分によって正常な状態を保っているお肌も
バランスが崩れると、一気に弱くなってしまいます。
お肌は正常な状態だとある程度、自己治癒力が働きます。
水分や油分が失われるとそういった機能が低下し、さらには外部からの刺激などにも弱くなり、余計に肌の状態が悪くなり、といった悪循環に陥ります。
つまり、刺激に敏感ということと肌が乾燥しやすいということは肌トラブルにつながりやすいということでもあります。
家庭でできる乳児湿疹予防ケアとは?
乳児湿疹はママにとっては悩みの種ではないでしょうか?
乳児湿疹は赤ちゃんのお肌にできるありとあらゆる湿疹の総称なので、肌トラブルの大半は乳児湿疹だといえると思います。
汗疹(あせも)、おむつかぶれ、脂漏性湿疹、新生児ニキビ、接触性皮膚炎、食物アレルギー、場合によってはアトピー性皮膚炎も全部乳児湿疹に含まれます。
※乳幼児の頃は乳児湿疹なのかアトピー性皮膚炎なのかの見分けが難しいので、乳児湿疹に含めてしまう場合もあるようです。
湿疹のできる箇所(部位)によっては乳児湿疹の中でも汗疹なのか、ニキビなのかなどの判断ができる場合もあります。(おむつかぶれや汗疹は比較的わかりやすいです)
ですが、脂漏性湿疹やニキビ、アトピーは湿疹箇所だけで見分けにくい場合もあります。
基本的には、乳児湿疹ができたらまずは小児科や皮膚科で診てもらうことが大切です。
病院に行くと炎症を抑えたり、かゆみを抑えたりする薬を貰うと思います。
ここからがポイントになりますが、
今ある症状を改善するのはお薬なのです。
よく化粧品を薬か何かと勘違いされている方もいらっしゃいますが、
化粧品に湿疹を治したりだとか、かゆみを抑えたりだとかする効果はありません。
それなら化粧品っていったい何のために使うの?
と思われるかもしれませんね。
でも化粧品には化粧品だからこそできる大切なことがあります。
それは、人が日々生活していると色んなことがあり、
精神面の落ち込みや寒さ、暑さ、紫外線、乾燥などの外からの刺激、睡眠の不足、肩こり、疲れ、栄養不足などが生じます。
全部きちんとコントロールできればいいですが、
人生は何があるかわかりませんし、どうしても何か事情があってできないこともあります。
そんな生活においてのお肌の状態の浮き沈みがある中で、お肌の状態を健やかな状態に保つためにするのが基礎化粧品(化粧水や乳液、美容液、パックなど)です。
ちょっと待って!でも使っている化粧品を変えたら肌トラブルが改善したことがあるんだけど?
という方もいらっしゃると思います。
結論からいうとそういうことは起こりえます。
でもそれは炎症や湿疹、かゆみに直接働きかけているわけではないんです。
薬は基本的に原因を断つことを目的にしているのではなく、症状を抑えることが目的とされています。
例えば、栄養不足でお肌の状態が悪くなり、ニキビができたとします。
それで病院に行くと、ニキビの炎症を抑える薬やニキビ菌をやっつける薬を貰うと思います。
でも原因は栄養不足なので、本来は不足しているビタミンとかミネラルとかが根本解決には必要なわけですが、病院で野菜や果物を販売してはくれないですよね。
化粧品を変えて肌トラブルが改善したというケースの場合、
今の例えでいうと、野菜や果物をちゃんと摂取したことによって、栄養不足が解消されて、お肌の状態が良くなり、本来のお肌の持つ自己治癒力によってニキビが改善したという状態です。
つまり、化粧品を変えたことで、
それまでの化粧品によるお肌への刺激や成分に対するアレルギー、保湿力などが変わり、それによってお肌の状態がより健やかな状態になったことによって肌トラブルが治まったという感じです。
というわけで、ご家庭で我が子の乳児湿疹を予防をしようと思うのであれば、
スキンケアが大切であり、
念頭に置いておくべきことは、
お肌を清潔に保つこと。
お肌に刺激をなるべく与えないこと。
お肌を乾燥から守り、保湿してあげること。
この3つです。
清潔に保つのに必要なのは、
おしりふきコットンやベビーソープです。当然、刺激の少なく、保湿力のあるものがベストです。
そして、乾燥対策は特に大切となりますので、
ベビーローションなどでしっかりと赤ちゃんのお肌を保湿してあげることも重要です。
選ぶ際には「低刺激」と「高保湿」がポイントとなります。
ここで一つだけ抑えておきたいことがあります。
ベビーローションはベビーソープのように洗い流すようなものではありません。
ベビーソープのような洗浄系の化粧品は洗い流すので、刺激が残りにくいですが、
ベビーローションなどのつけっぱなしの化粧品は刺激がお肌に残りやすくなります。
つまり、よりお肌への優しさが求められるものであるということです。
というわけで、当サイトでは赤ちゃんのお肌をトラブルから守るためにおすすめのベビーローションをランキング形式でご紹介したいと思います。
選定基準はお肌への優しさと保湿力です。
是非ご参考にして頂き、お役に立てば嬉しいです。
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