基礎化粧品の役割
基礎化粧品といえば、
化粧水(ローション)、乳液、美容液、フェイスパック、オールインワンなどがあります。
どうして種類が分けられていて、どんな役割があるのでしょうか?
まず、それぞれの化粧品の役割を挙げますと、
化粧水(ローション)→潤いの補給
乳液→主に油分の補給
美容液→栄養の補給
フェイスパック→潤いや栄養の補給
オールインワン→潤いと栄養と油分の補給
例外はありますが、一般的にはだいたいこのような感じになります。
このように違った役割があるので種類が分けられているわけです。
オールインワンのように全ての機能を持たせると良いのでは?
オールインワン化粧品は1つで何役もこなすオールラウンダーな化粧品です。
時短にもなり、一つで済み経済的でもあるということで人気の化粧品です。
スキンケアの考え方としては、お肌に不足しているものを補うというものがあります。
お肌のバリア機能でもあり、健やかなお肌の状態を保つには
「水分」と「油分」が必要であり、バランスが保たれています。
栄養は不足している場合は補うという感じです。
そのため美容液はスペシャルケアとして毎日というより、たまに使用することが多い化粧品となります。
水分を補うために化粧水を、油分を補うために乳液を!というように役割があって、分けられています。
そして、使う順番も重要です。
油は水をはじいてしまいますので、
油分である乳液を先に使うと、化粧水による水分がお肌に届きません。
そのため、化粧水→乳液という順番となります。
オールインワンの場合は、この機能を一緒にしています。
水分と油分を同時に与えるわけです。
もちろん、水分がお肌に届き、油分が潤いを閉じ込めることができるように作られていますので特に問題はありませんが、水分は水分で与えて、油分は油分で与える方がシンプルなケアが可能です。
オールインワン化粧品だと色んな機能を持たせるためにたくさんの成分が配合されているのが通常です。
化粧水と乳液という具合に分けると
シンプルな成分の化粧水とシンプルな成分の乳液などと使い分けることができるので、
お肌への負担を軽減したり、潤いの浸透や油分による保湿力も高めることができます。
オールインワンは便利だし経済的だし、お肌に必要なケアをこなしてくれる優れもの。
化粧水と乳液を分けて使うのは費用も掛かりますし、手間も掛かりますが、より高いケアも可能となります。