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お肌の潤い保持で大活躍!細胞間脂質とは?

細胞間脂質って何?

細胞間脂質って聞いたことあるでしょうか?

漢字をそのまま読んでみてもあまりピンとこないですよね。

この細胞間脂質というのはお肌の角質層に存在していて、お肌の潤いを保つために重要な役割を果たしています。

お肌の構造のおさらいをしておきますと、
まずお肌の奥から順に
「皮下組織」「真皮」「表皮」という構成になっていて、
その表皮の中がさらに4つの層に分かれています。

それが奥から順に
「基底層(きていそう)」
「有棘層(ゆうきょくそう)」
「顆粒層(かりゅうそう)」
「角層(角質層)(かくそう又はかくしつそう)」

となっています。

基本的に化粧品の潤い浸透というのはこの表皮の中の角質層までとされています。

この角質層というお肌の最も表面にある層を構成しているのが、
「細胞間脂質」と「角層細胞」です。

よく例えられるイメージが、レンガを積み立てた壁です。
角層細胞がレンガで角層細胞同士のつなぎ役(セメント)となっているのが細胞間脂質です。

つまり、細胞の間の脂質なわけです。

細胞間脂質自体は脂質と水分子の層が交互に重なるラメラ構造という構造をしているわけですが、構成成分の代表が有名な保湿成分である「セラミド」です。

このセラミドが角層細胞同士の隙間を埋めることにより、外部からの刺激を緩和するバリア機能を果たしたり、お肌の潤いを逃さないようにしたりといった役割を果たしています。

細胞間脂質をキープするのが健やか肌の秘訣

細胞間脂質はお肌の潤いを守ったり、刺激からお肌を守ったりと重要な役割を果たしますが、残念ながら減少したりしてしまうことがあります。

それは、お肌に対して強い刺激を与え続けたり、食生活が偏ったり、睡眠が不足したり、ストレスが溜まっていたりといった様々な要因によって影響を受けます。

細胞間脂質が十分生成されないとどうなるでしょうか?

当然、お肌のバリア機能は低下しますし、お肌の潤いも失われやすくなります。

バリア機能の低下もお肌の乾燥もどちらも悪循環へと陥っていき、
肌トラブルの原因となります。

そうならないためにも、細胞間脂質をしっかりと生成できるように生活習慣を整えたりすることが必要です。

とはいっても、今の世の中、毎日栄養バランスのとれた食事や規則正しい生活、ストレスフリーなどを維持するのは難しいとも言えます。

だからこそ、細胞間脂質の減少などによってお肌の状態悪化を防ぐために日々のスキンケアが大切となります。

保湿ケアによってお肌に潤いを与え、潤いを逃さないようにケアしてあげることはお肌のバリア機能をサポートすることにもつながります。

赤ちゃんの場合は生活習慣というより、そもそも皮膚が大人の1/3程度の薄さで刺激に弱く水分量も少なく、皮脂の分泌も不安定なのでお肌のバリア機能も未熟な状態です。

大人であっても、赤ちゃんであってもお肌に対する優しさ(刺激が少ないこと)と保湿ケアは欠かせないということをしっかりと意識しましょう。