赤ちゃんのお肌を乾燥から守るための保湿スキンケアの一つとしてベビーローションがあります。
そして、ベビーローションの中にもタイプがあり、ジェルタイプのベビーローションとミルクタイプ(乳液タイプ)のベビーローション、そして化粧水タイプのベビーローションがあります。
化粧水タイプのベビーローションは大人の方が基礎化粧品として使う化粧水と同じなので、分かりやすいですが、ジェルローションとミルクローションはどう違うのか?疑問に思っている方もいらっしゃると思いますので、ジェルローションとミルクローションの違いについて説明したいと思います。
ベビー用ジェルローションとミルクローションの違い
ベビー用にはジェルローションやミルクローションがありますが、見た目も違えば使用感ももちろん違います。
そもそもジェルとは何で乳液とは何かについて簡単に説明すると、
ジェルというのは油を使用せずに作られた化粧品のことを言います。
油を使用しない代わりにヒアルロン酸のようなネバネバした原料を利用して作られるのがジェルです。
そのため、ジェルはプルプルとした弾力感のある透明の化粧品となります。
乳液は水と油で作られます。水と油はそのままでは決して混ざり合うことのない成分です。
そのため、界面活性剤と呼ばれる成分を混ぜ合わせるために使用します。
水と油を混ぜ合わせるために使われる界面活性剤を乳化剤と呼びます。
水と油を混ぜると白濁した状態となります。
ミルクのような色なので、乳液タイプのベビーローションをミルクローションとかミルキーローションなどと呼んだりします。
ジェルローションとミルクローションはどう使い分ける?
ジェルローションは化粧水タイプのローションとミルクローションの中間に位置する保湿スキンケアです。
お肌の保湿力というのは「潤いを与える水分」と「水分を保持する保水成分」「水分を閉じ込め逃さない油分」の3種類の成分によって決まります。
ジェルローションは水分と保水成分で構成されています。
ミルクローションは水分と保水成分と油分で構成されています。(※保水成分が配合されていない場合もある)
なので総合的な保湿力ではミルクローション>ジェルローションとなります。
一方で使用感でいうと、ジェルローションは油分が入っていない分、お肌にスッと馴染み、塗った後もサラサラで心地よく使えますが、ミルクローションはしっとりするけれど、べたつきが生じる場合もあります。※ミルクローションの種類によります。
秋冬など乾燥が気になる季節はミルクローションでしっかりと保湿ケアをすべきですが、ただでさえ汗でベトベトする夏の季節はジェルローションでさっぱりと保湿ケアといった使い分けがおすすめです。
ただし、ジェルローションでもミルクローションでも赤ちゃんに使うにしろ、大人が使うにしろ、ベビーローションを使う理由は「やさしくケアできる」という考えが前提にあってのことだと思いますので、どちらを選ぶにしろ、必ずお肌への負担となる刺激の強い成分が無添加になっているかどうかはきっちり確認して選ぶようにしましょう。