具体的にいつ?とはわからないですが、ジョンソンベビーローションの成分が変わっているようなので違いについて見ていきたいと思います。
成分がどう変わったのか?
まず、成分が以前とどう違ったのか、新旧の成分を見比べてみましょう。
【旧成分】15種類の成分
水、ミネラルオイル、ステアリン酸グリコール、グリセリン、ジメチコン、PG、ポリソルベート20、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ベンジルアルコール、カルボマー、メチルパラベン、スルホコハク酸ジオクチルNa、プロピルパラベン、水酸化Na、ブチルパラベン
【新成分】15種類の成分
水、ミネラルオイル、ジメチコン、グリセリン、ステアリン酸グリコール、ポリソルベート20、PG、フェノキシエタノール、カルボマー、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、安息香酸Na、オクトキシグリセリン、スルホコハク酸ジオクチルNa、水酸化Na、トコフェロール
まず、配合成分数にかわりはないようです。
ミネラルオイルがメインのオイル成分であることは変わりませんが、ミネラルオイルの次に多く配合されている成分がステアリン酸グリコールからジメチコンに変わっています。
旧成分にもジメチコンは配合されていますが、順番が変わっており、1%以上の配合率の成分は配合量の多い順に並べなければならないので、新たなジョンソンベビーローションはミネラルオイルの次にジメチコンが多くなっています。
ジメチコンはシャンプーなどで注目され話題となったシリコンのことです。
シリコンは何なのか?というと簡単にいうとコーティング剤です。
お肌の表面をコーティングして保護します。
お肌への栄養やメリットはありません。単純に保護してくれるだけです。
お肌への刺激等もない成分です。
配合されている成分自体はそれほど変わっていないのですが、旧成分から新しい成分に変わる際になくなった成分が3種類あります。
それが旧表示指定成分のベンジルアルコール、プロピルパラベン、メチルパラベン、ブチルパラベンです。
成分数が変わらないので当然ながら減った分新たに追加された成分があるはずです。
それが、フェノキシエタノール、安息香酸Na、オクトキシグリセリン、トコフェロールです。
新成分に変わって良くなったのか?
要するに旧成分に入っていたベンジルアルコールもメチルパラベンもブチルパラベンも防腐剤として使われる成分ですし、新成分に追加されたフェノキシエタノール、安息香酸Na、オクトキシグリセリンも防腐剤ですので、防腐剤を変更したということになります。
トコフェロールはビタミンEのことで酸化防止剤として使われます。
天然由来と合成のものがあり、合成の場合は旧表示指定成分ですが、どちらを使用しているかはわかりません。
つまり、パラベンの印象が良くないために防腐剤を変更したということでしょうか?
新成分に使われている安息香酸Naは旧表示指定成分ですが、フェノキシエタノールもオクトキシグリセリンも旧表示指定成分ではありませんので、よりお肌への負担を軽減するための変更ということになるのでしょう。
旧成分の時からは少しお肌へのやさしさは増したようですが、それでもPGや安息香酸Na(もしかするとトコフェロールも!?)といった旧表示指定成分が配合されていますので、赤ちゃんのお肌にやさしい成分とまでは言えないような内容には変わりありません。