ベビーソープやベビーローションを乳児湿疹などの肌トラブル改善のために探しているママも多いと思います。
特に保湿というお肌のケアの花形でもあるベビーローションにそのような効果を期待する方もおいのではないでしょうか?
ママ友の子供が「どこどこのベビーローションで湿疹が治ったよ!」と言っているのを聞いたら我が子の乳児湿疹の際にも試してみたくなりますよね。
ここではより良いベビーローションを使うことで本当に乳児湿疹対策になるのかということについてご紹介します。
ベビーローションで湿疹が改善するはウソ
まず、残念ながらベビーローションによってお子様の乳児湿疹が治るといったことはありません。
塗り薬などであれば、抗炎症効果や消炎効果などの効果を持った薬用成分が含まれていますので、湿疹が治るということは考えられますが、化粧品であるベビーローションには抗炎症効果や消炎効果のある成分は入っていません。
グリチルリチン酸2Kという抗炎症効果のある成分が配合されているベビーローションもありますが、医薬品でも医薬部外品でもない場合には湿疹を治すほどの抗炎症効果は望めません。
でもベビーローションで乳児湿疹が改善することがある
ベビーローションで乳児湿疹の炎症などを改善することはできないにもかかわらず、乳児湿疹の症状がベビーローションを変えることで改善するケースは確かにあります。
ネット上の口コミなどを見ていても改善した!という声はたくさんあります。
どうしてこのようなことが起こるのでしょうか?
考えられる理由は2つです。
一つはベビーローションを変えたことで元々使っていたベビーローションによるお肌への刺激が低下し、湿疹の原因がなくなった。
もう一つはベビーローションを変えたことでお肌の状態がより良い状態になったことでバリア機能が強化され湿疹ができなくなった。
上記の2パターンが考えられます。
ベビーローションには水分や保湿成分以外にも防腐剤や乳化剤など様々な成分が含まれています。
特に防腐剤や乳化剤など化粧品作りに欠かせないけれど、お肌にとっては必要ではない成分がお肌への負担となるケースもあります。
ベビーローションを変えたことでお肌への負担が減り、お肌への負担が乳児湿疹の原因となっていた場合には原因がなくなるため、解消されるということは十分考えられます。
またベビーローションに配合される成分はメーカーごとに異なります。
全く成分が違うということはありませんが、全く同じということもありません。
ベビーローションを変えたことによってよりお肌に合っていた、もしくはよりお肌のバリア機能のサポートに適していた等の理由によってお肌自体の力が強くなり、トラブルが起こらなくなるということも考えられます。
いずれにしろ、ベビーローションそのものに炎症を改善する効果はないため、乳児湿疹ができた場合には塗り薬などで湿疹を治すことが先決です。
より良いベビーローションはあくまでもお肌が健康的でい続けられるようにして乳児湿疹を予防するための保湿ケアとして選びましょう。