ベビーローションの値段はピンキリです。
無添加で品質にこだわったベビーローションはそれなりの値段だったりもして、使いたいけど金銭的な余裕がないから、手作り化粧品って流行ってるし、良いって聞いたことがあるからベビーローションも手作りできないかな?と思っているママも多いと思います。
そんな手作りベビーローションに興味があり試してみたいと思っているママにメリットとデメリットをお伝えします。
手作りベビーローションのメリット
手作り化粧品の作り方はネットで検索するとたくさん出てきます。
ベビーローションを手作りすることのメリットは安心・安全と低価格ではないでしょうか?
基本的に精製水ベースにグリセリンや保湿成分(ヒアルロン酸など)と防腐効果を持たせる成分(アロマやクエン酸銀など)を混ぜて作ることになると思います。
まず成分数的に3~5成分程度に落ち着くことがほとんどだと思いますし、使う成分も安全性が高いものなので、安心して使えるベビーローションを作ることができます。
価格にしても精製水(500mlで100円前後)もグリセリン(500mlで1000円前後)もヒアルロン酸(1gで1000円ちょっと)くらいで購入できます。
ヒアルロン酸は1gで1000円以上?となるかもしれませんが、1回の使用量は0.1g前後なので1回作る際のトータル費用は数百円くらいです。
精製水やグリセリンは薬局で売っています。ヒアルロン酸などもネット通販で購入できます。
シンプル成分で安心して使え、安いのでたっぷり惜しみなく使えるのが手作りベビーローションのメリットと言えます。
これは市販のベビーローションではできません。
それにはちゃんと理由があるのですが、次のデメリットのところでご紹介します。
ベビーローションを手作りにするデメリット
では手作りベビーローションのデメリットは何なのでしょうか?
それは大きく分けて3つあります。
一つは、作る際にはエタノールなどによってアルコール消毒した道具などを用いて作りますが、無菌室で作るわけではありませんので、空気中などの菌などが入り込む可能性や消毒も完全にできているわけではないので、手作りの際に汚染される可能性があります。
二つ目は、長期保存ができません。
基本的に手作り化粧品は多少防腐力を持たしたとしても化粧品メーカーが作る化粧品程の防腐力はありませんので、腐りやすいです。
保管も冷蔵庫などで保管して約1週間くらいで使い切るのが無難とされています。
化粧品メーカーの場合には未開封で3年以上保管できることが定められているので、その程度の防腐力はあります。
消費期限が記載されている化粧品もありますが、未開封状態で3年未満の保管をメーカーが推奨する場合に付けられています。
三つ目は、シンプルな化粧品以外は作るのが難しいことです。
例えば市販のベビーローションは乳液タイプのものが多いですが、考えてみて欲しいのですが、水の中に馬油やホホバオイルやシアバターといった油分が溶け込んでいるのです。
水と油は反発しあって混ざらないというのは小さい頃に学びましたよね。
それなのに混ざっているのには乳化剤などが使われているからです。
たまに使う前に振って混ぜてから使ってくださいというベビーローションもありますが、それは乳化剤を使っていないので分離しているわけです。
たくさん成分を使えばただ単に混ぜるだけでは混ざらなかったりするケースが多々起こりますので、加熱したり、混ぜ合わせるための成分を使ったりといった感じで化粧品は作られます。
逆に言うとご家庭で作れるのはシンプルなベビーローションのみということになります。
精製水とグリセリンとヒアルロン酸で手作りのベビーローションを作ることはできますが、どちらかというと化粧水よりとなり、乳液タイプの市販のベビーローションに比べると保湿力は劣ります。
手作りベビーローションとベビーオイルを組み合わせて使えば保湿力も補えたりしますので、ベビーローションを手作りで作ることを考えている方はメリットとデメリットを踏まえた上で利用されることをおすすめします。