「ベビーローションを変えたら湿疹が改善した!」
「ベビーローションを使い出したら湿疹が治った」
巷でよく聞くベビーローションに対するこういった口コミですが、実際のところ本当にベビーローションを使うことで湿疹が改善するのでしょうか?
また、改善するとしたらどういったメカニズムで湿疹が改善するのでしょうか?
ここではベビーローションと赤ちゃんの湿疹の関係についてご紹介します。
湿疹ができるメカニズムとは?
湿疹が改善していくメカニズムを知るにはまずどうやって湿疹ができるのかについて知っておくことが大切です。
湿疹の原因はとても様々です。体調にも左右され、睡眠・食事などの生活スタイルまで関係してきます。
心身あらゆることが影響してきますが、外部からの影響で言いますと、
ベビーソープなどによる洗浄料による皮脂の奪い過ぎ、刺激の強すぎによるお肌の乾燥とダメージ、乾燥を放置することによるバリア機能の低下でお肌への負担が大きくなるといったことがほとんどと言えます。
もっと簡潔に言いますと
「お肌の状態が健やかでない」と
「湿疹などのトラブルにつながりやすい」ということです。
お肌の状態を健やかに保つために重要なのがお肌のバリア機能ですが、バリア機能の多くは水分と油分で保たれています。つまり保湿ケアはバリア機能をサポートすることにつながります。
水分と油分が失われるとお肌はカサカサに乾燥しますが、乾燥しているということはお肌のバリア機能も低下しているということになります。
まとめますと、
「乾燥」が「肌トラブル」につながります。
また、ベビーローションはお薬ではありませんので、湿疹を直接治すなんてことは不可能です。
誤解がないようにもう一度言います。
ベビーローションで湿疹を直接治すことはできません!
では、何ならできるのか?
ベビーローションで赤ちゃんのお肌を健やかに導くことならできます。
なぜなら、お肌を健やかな状態に保つのに大切なお肌のバリア機能は保湿ケアによってサポートできるからです。
ベビーローションで湿疹が改善するメカニズムまとめ
ベビーローションによって赤ちゃんの湿疹が改善した!
という口コミが存在するのは、何もウソやデタラメではありません。
ベビーローションが直接湿疹を治しているのではなく「ベビーローションを変えた」もしくは「使い出した」ことによって「お肌への負担が軽減」したり、「お肌の乾燥が改善されバリア機能が高まった」りしたりすることでお肌が健やかな状態に導かれ、その結果、湿疹が改善したということです。
「乾燥」や「お肌への負担」が肌トラブルの原因となりやすいということは、
「保湿」したり、「お肌への負担を減らしてあげる」といった改善が湿疹など肌トラブルの原因を取り除くケアにつながります。
ベビーローションに湿疹を治すような効果を求めてはいけません。
良いベビーローションを選ぶことで得られる効果は肌トラブルと対照的な「健やか肌」です。
つまり、今特にこだわりなくスーパーやドラッグストアなどで購入したベビーローションを使っていて子供のお肌に湿疹などができているのであれば、ベビーローション選びによってお肌への負担などが軽減されたり、よりお肌に必要な保湿ケアができたりして湿疹が治る可能性はあります。
逆に、現在成分などを確認し、こだわって選んだベビーローションを使っているのに湿疹が出来て困っているのであれば、ベビーローション選びによって望む結果が得られない可能性があるということは知っておきましょう。