赤ちゃんのおしりが真っ赤にカブレたり、血が滲んで強い痛みが伴ったりするおむつかぶれ。
おむつかぶれになってから対処するのではなく、おむつかぶれにならないように事前に予防策を取っておくことが大切です。
おむつかぶれ対策としてよく挙げられるのが低刺激ベビーソープによっておしりをキレイに洗ってあげることやおむつのこまめな交換ですが、実はベビーローションもおむつかぶれ対策に役立ちます。
ベビーローションでできるおむつかぶれ対策についてご紹介します。
ベビーローションでおしりの保護
実は健やかな状態のお肌というのはお肌自体が水分を含み瑞々しい状態で、さらに皮膚の表面を適度な皮脂が覆っています。
このお肌が保持している水分と皮膚表面の皮脂によってお肌は外部からの刺激等から守られています。
これがいわゆるお肌のバリア機能と呼ばれるものです。
お肌のバリア機能には色々な役割があり、その一つが「お肌の保護」です。
お肌の潤いや皮脂両方、もしくは片方を失うことでお肌は健やかな状態を保てなくなり、肌荒れなどのトラブルにつながります。
ということは、無理やりにでも健やかな状態のお肌を再現してあげることで、肌トラブルからお肌を守ることができます。
おむつかぶれの原因は大きく2つで、おむつ内の汚れが原因のケースとおむつの擦れによるケースがあります。
おむつ内の汚れが原因というのは赤ちゃんのおしっこやうんち、汗、それらによって繁殖した雑菌などがお肌への刺激となるわけです。
おむつの擦れも刺激なので、どちらのケースもお肌に刺激が加わることで起こりやすくなるわけです。
そのため、お肌を保護してあげることでお肌への刺激を緩和し、トラブル予防に役立ちます。
お肌の保護に使えるものとしてベビーローション、ベビークリーム、ベビーオイルなどがあります。
単なる保護力の持続ならベビーオイルが油分なので一番長続きします。
ベビークリームも油分多めなので長続きします。
ですが、あえてベビーローションをおすすめしたいと思います。
別にベビーローションじゃなくてもベビークリームでもベビーオイルでも良いのですが、
ベビーローションがおすすめな理由は油分だけでなく水分もバランス良く補えるからです。
先程も言ったようにお肌のバリア機能というのは油分だけでなく、お肌自体が抱え込んでいる水分と両方が揃ってバッチリ働きます。
お肌のバリア機能のサポートということを考えると油分だけ補うのではなく、水分も一緒にお肌に与えてあげた方が良いのです。
というわけで、一番水分と油分をバランス良く補うのに適したベビーローションがおすすめです。
ベビーローションを塗るタイミング
1つ気を付けたいポイントがあります。
それは、ベビーローションを塗るタイミングです。
というのも、汗や雑菌、排泄物で汚れた状態のお肌にベビーローションを塗っても意味がありません。意味がないというより、汚れをお肌に押し付けるような行為になり、むしろ良くありません。
ベビーローションを塗るのは必ずお肌を清潔にしてからです。
塗れたガーゼでお肌を拭いてからでも、おしりふきを使ってもいいですし、とにかくお肌をキレイにしてあげましょう。
そして、別記事のおむつ交換の際のポイントとしてもお伝えしましたが、お尻が濡れた状態でおむつを付けると雑菌の繁殖を招きやすいので、おしりをキレイにした後はお肌の表面を乾かしてあげます。
自然乾燥の場合はお肌の潤いも一緒に奪われやすいので、できれば乾いたガーゼなどで拭き取ってあげましょう。無理な場合は自然乾燥でもベビーローションですぐに潤い&油分ガードケアをしてあげれば問題ありません。
とにかく、ベビーローションは必ず清潔な状態のお肌に塗るということは覚えておきましょう。
おむつかぶれ対策としてのベビーローションの塗り方というよりは、全般的なベビーローションを塗る際の約束事として知っておきたいポイントです。
水分と油分をバランス良く補えるベビーローションを赤ちゃんのおしりに塗ってあげることで、お肌本来のバリア機能の代わりをしてお肌を刺激から守ってくれます。
おむつかぶれ対策として使うベビーローション選びは当サイトでおすすめしているベビーローションを参考にしてみてください。