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赤ちゃんの肌荒れの原因と対処の仕方

赤ちゃんはとても柔らかくてきめ細かいツルツルな肌をしていますが、その一方でとても敏感でちょっとしたことで肌荒れを起こしてしまうという性質があります。

肌荒れを起こしてしまってブツブツができてしまった状態を、乳児湿疹といいます。

ここでは乳児湿疹の種類と特徴についてご紹介します。

タイプ別乳児湿疹

乳児湿疹は主に5つのタイプに分けることができます。

まず一つ目が乳児脂漏性湿疹です。
生まれたての赤ちゃんは、母体にいた時のホルモンバランスの影響と、活発に行われる新陳代謝の影響で皮脂が多く出やすく、フケの塊のようなものが出たり、頭皮に黄色いクリーム状のかさぶたが出来たりします。

時間が経てば解決するのでかさぶたを無理にはがしたりしないようにすることが大事です。

二つ目が乳児性ニキビです。
皮脂が過剰に出ることにより、白いシンのあるニキビがほっぺやおでこに出たりします。入浴の際に優しくベビー石鹸を泡立てて使うことで、症状が改善されます。

ただしゴシゴシこすりすぎるとかえって症状を悪化させてしまうので気を付けなければなりません。

三つめは汗疹(あせも)です。
これは赤いプツプツした湿疹が肌にでてきます。
赤ちゃんは新陳代謝が活発なので汗を多くかきます。汗の出る場所に汗が溜まってしまうと、菌と結びついて炎症を起こしてしまうのです。

首やワキ、手足の関節の内側にできやすいです。海水につけると症状が改善したりしますが、とくに汗疹になりやすい夏場はこまめにシャワーをしたりして汗を流すと症状が改善されます。

ただし、なかなか治らないとかひどくなっている場合には、医療機関を受診して軟膏を処方してもらうなどの処置が必要となります。

四つ目は乾燥性湿疹です。
これは字のごとく、乾燥によって起こる湿疹です。
赤ちゃんは生後半年を過ぎると皮脂が多い状態から次第に皮脂が少なくなっていきます。
それにより肌が乾燥して肌のバリア機能が低下してしまうので、肌荒れしやすくなってしまうのです。

この場合は肌を保湿することで対策をとることができます。
刺激の少ない保湿剤を選んであげることが重要となります。

五つ目はアトピーやアレルギーによる湿疹です。
食べ物や環境などが体質に合わず、カサカサした肌になったりジュクジュクした肌になったりしてしまいます。

かきむしると出血したりするので、悪化させないこと、そしてアレルギーの原因となるものを摂取しないことが重要になります。

家族にアレルギー体質の人がいると遺伝しているケースも多いので、注意が必要です。

そのほかにも母乳、水、便秘といったことが原因で肌荒れを起こすことがあります。

赤ちゃんは言葉に出して不快を訴えることができないので、普段からよく観察して対処してあげることが重要です。